付録 C

OmniFocus の拡張

スタンドアロン型アプリとしての OmniFocus は、とてもパワフルなツールです。また、OmniFocus 単独の機能だけでなく、他のアプリやサービスと併用すれば、より便利に、かつ効率的に物事をやり遂げることができます。

この付録では、OmniFocus を他のソフトウェアと併用して目的を達成する方法を紹介します。

「今日」機能拡張

OmniFocus では、macOS システム環境設定の「機能拡張」セクションに一覧されている OmniFocus の「今日」機能拡張を使ってステータスの要約を表示できます。

「今日」機能拡張が有効になっていれば、通知センターで期限間近や期限超過の項目を確認できます。また、項目が完了した場合は、通知センター上でその項目にチェックマークを入れることができます。項目のステータスは、他の変更とともにアプリ内で更新されます。

「今日」の通知に表示する項目は、OmniFocus のバッジ環境設定で指定します。

通知センターで OmniFocus ウィジェットの位置を変更するには、「今日」パネルの下部にある「編集」をクリックします。

インタラクティブ通知

お使いの Mac で OmniFocus の通知を使用する場合は、通知が表示されたときにインタラクションを要求することで、さらにユーザの注意を引くことができます。

OmniFocus は、macOS Mojave に導入されたテクノロジーを使用して通知システムを動かしており、アプリが閉じているときでも Mac 上に通知を表示できます。このため、macOS Mojave(10.14)より以前のオペレーティングシステムを使用している場合は、OmniFocus に通知機能が現れません。

インタラクティブ通知を設定するには、まず通知環境設定にアクセスし、「リマインダーを表示」の「この Mac で通知」チェックボックスが選択されていることを確認します。次に macOS システム環境設定の「通知」を開き、アプリのリストで OmniFocus を選択します。そして、受信したい通知のタイプとして「通知パネル」を選択します。

設定後、Mac で受信した OmniFocus 通知は、それを閉じない限り画面上に残ります。通知を終了する際には以下のオプションがあります。

Mac のデスクトップに表示された、OmniFocus によって作成されたインタラクティブ通知。

TaskPaper としてコピー

OmniFocus 項目のほとんどのアスペクトは、Hog Bay Software の ToDo リストアプリ TaskPaper で使用される標準テキスト構文のタグとして表すことができます。「編集」>「TaskPaper としてコピー」メニュー項目を選択すると、簡単な操作で、OmniFocus の項目およびそのプロパティ(期日、タグ、繰り返しのタイプなど)を、TaskPaper のタグ構文がサポートされている他の任意のアプリで使用できるようになります。

TaskPaper 構文で作成されている標準テキストリストを、開いている OmniFocus データベースのウインドウにペーストすることもできます。つまり、「TaskPaper としてコピー」を使用すると、OmniFocus 項目を TaskPaper 自体と共有できますが、その主な目的は TaskPaper のタグシステムをサポートしている他のアプリと OmniFocus 間でのデータのやり取りにあります。

この機能は、(たとえば)多数の OmniFocus 項目を一度にバッチ処理し、それらを TaskPaper 構文にして OmniFocus から取り出し、アクションをバッチ処理した後、重要なメタデータを失うことなく OmniFocus に戻したいような場合に使用できます。

TaskPaper 構文とサポートされているすべての TaskPaper タグについて詳しくは、こちらのサポート記事を参照してください。

アーカイブとバックアップ

データベースが大きくなったとき、使用しなくなった古い項目でいっぱいになったとき、または過去のデータを参照する必要があるときは、OmniFocus for Mac のアーカイブとバックアップの機能が便利です。

アーカイブを作成する

OmniFocus をしばらく使用していると、データベースのサイズが結構大きくなります。特にモバイルデバイスと同期する場合などは、処理速度がかなり低下することもあります。ほとんどの項目はおそらく完了したものか取り止めたものであり、今後それらの項目をレビューすることはないでしょう。このような状況に備え、OmniFocus には古い項目を別のファイルにアーカイブするためのコマンドがあります。アーカイブすることにより、メインデータベースが軽くなり、活発な動作を保つことができます。

古いデータをアーカイブするには、「ファイル」メニューの「古いデータをアーカイブに移動」を選択します。日付フィールドを含むシートが表示されます。その日付より前に完了した項目、または取り止めた項目のうち、その日付以降変更されていないものがすべてアーカイブに移動します。

OmniFocus のアーカイブファイルはメインデータベースと同じ場所、つまり以下の場所に保存されます。

~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus3/Data/Library/Application Support/OmniFocus/

~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus3.MacAppStore/Data/Library/Application Support/OmniFocus/

ここで、~ はホームフォルダです。後でアーカイブデータを見たくなった場合は、「ファイル」メニューの「アーカイブを開く」を選択すると、独自のウインドウが開き、そこにアーカイブの内容が表示されます。

ブラウズ中のアーカイブから項目を取得するには、それらの項目をドラッグしてメインデータベースの目的の場所にドロップします(コピー&ペーストしてもかまいません)。いずれの場合も、アーカイブ内にはコピーが残ります。このコピーは記録として保管しておくか、または手動で削除してアーカイブを簡潔にできます。

バックアップから復元する

OmniFocus は、データ保存に関してはかなり几帳面なアプリであり、2 時間ごとに次のいずれかのフォルダにデータベースのバックアップを自動保存します。

~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus3/Data/Library/Application Support/OmniFocus/Backups/

~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus3.MacAppStore/Data/Library/Application Support/OmniFocus/Backups/

一度に保管できるバックアップの数は 100 個までです。これは、OmniFocus を継続的に実行していると仮定すれば、約 2 週間分のバックアップです(OmniFocus が実行されていなければバックアップも作成されません。したがって、ほとんどのユーザの場合は、2 週間分以上のバックアップが保存されることになります)。

バックアップされたデータベースを復元するには、「ファイル」メニューの「バックアップを表示」を選択し、表示するバックアップファイルをダブルクリックします。別の OmniFocus ウインドウが開いてバックアップファイルの内容が表示されるので、その内容を見て、そのファイルが目的のバックアップファイルであるかどうかを判断します。それが目的のファイルである場合は、通知バーの「このバックアップに戻す」を選択すると、現在のデータベースがそのバックアップの内容に置き換えられます。

プリント

OmniFocus の内容を用紙にプリント(または PDF 形式で保存)するには、まず、フォーカスするか この機能が OmniFocus Pro の一部であることを示すアイコン。、サイドバーで項目を選択するか、アウトラインで行を展開/折りたたんで、目的のデータを含むウインドウを準備します。その後、「ファイル」メニューの「プリント」を選択します。プリントされる内容は、指定した用紙の幅に合うようにサイズ変更されます。

書き出す

データの用途はあなた次第です。他のアプリケーションに送信する、スクリプトを実行する、Web 上で公開する、または他の独特な方法で使用する場合など、お持ちのデータを目的に合った別のフォーマットで書き出すことができます。

データベースを書き出すには、「ファイル」>「書き出し」を選択し、フォーマットと場所を指定します。使用可能なフォーマットは以下のとおりです。

OmniFocus の標準テキストへの書き出し機能は、Hog Bay Software の軽量 To-Do アプリケーションである TaskPaper にヒントを得たものです。そのため、その出力には TaskPaper との互換性がある程度あり、複雑な手順を踏まなくても TaskPaper に読み込むことができます。OmniFocus と TaskPaper との互換性については詳しくは、「TaskPaper としてコピー」を参照してください。

Applescript サポート この機能が OmniFocus Pro の一部であることを示すアイコン。

OmniFocus Pro では、内蔵の AppleScript ライブラリを使用してパワフルなスクリプトツールにアクセスできます。OmniFocus 固有のスクリプトコマンドの辞書にアクセスするには、AppleScript エディタを開き、「ファイル」>「用語説明を開く」(Shift-Command-O)を選択して、表示されるリストで「OmniFocus.app」を選択します。

OmniFocus ツールバー用のスクリプトを追加するには、「ヘルプ」>「スクリプトフォルダを開く」メニュー項目からアクセスできるディレクトリにそれらのスクリプトを配置します。

OmniFocus ワークフローを自動化するためのアイデア、ヒント、ヘルプについては、以下のリソースを参照してください。

OmniFocus for the Web

OmniFocus for the Web はブラウザベースのコンパニオンアプリであり、OmniFocus for Mac/iOS と併用することで、最近の Web ブラウザから OmniFocus のコア機能にアクセスすることができます。このアプリは、現在お持ちの OmniFocus に対するオプションのサブスクリプションベースのアドオンとして、または OmniFocus サブスクリプションパッケージの一部として提供されます。

OmniFocus for the Web のサブスクリプションについて詳しくは、こちらをご覧ください。